人気の歴史まんが、どれがいいの?

子供の頃から歴史まんがってありましたが、
歴史はマンガで学習すれば良いというのは、今ではあたりまえのようです。

10巻以上あるシリーズものも各社出ていますし、フルカラーのものもあります。
子供が興味を持って読んでくれれば良いのですが、
学習要素が含まれているので、
子供によって興味を示さない子もいるみたいです。

やはりいきなり20巻のシリーズを渡されても手が伸びないですよね。
どちらが正確だとか、新しいとかそう言う前に、子供が喜んで読んでくれるという視点で書いてみたいと思います。

また、20回を1回読むより、3巻シリーズを3回読む方が良いと思っています。
3巻シリーズのマンガでどの程度網羅しているのかも重要だと思います。

スタディスタジアム
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「さなる」という浜松の塾が大きくなって東京にも進出してきている学習塾があるのですが、
ここが出している歴史マンガです。
正直言って学習的要素よりも漫画的要素の方が多く、コロコロコミックを読んでいるような、ギャグ満載で精神年齢の低い男の子にはちょうど良いと思います。
逆に歴史好きの子には不評です。

戦国武将もののカードゲームのようなテイストで、出てくる主人公は架空の人物です。
内容もいろいろなエピソードも出てきていて楽しめます。
子供が読むかどうかは別として、1章ごとにまとめのページがあり、問題もあります。
さすが学習塾の出している本ですね。
それだけではなく、ちゃんと歴史のポイントも押さえてあり、闇雲に知識の羅列をマンガにしたのとは違います。

こんなマンガでも読ましておくと、「織田信長が〜」のような話をすると、ちゃんと話になるので、一度授業を受けたぐらいの効果はあるみたいです。

受験を意識していると、中学入試に対応した歴史のマンガの本もあります。書店でよく見るものは、これです。
中学入試まんが攻略BON 歴史 上下
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この本、作者がいないんですね。多分内容は編集プロダクションが何らかの本や資料を参考に作り上げて、2人の漫画家が描いているようです。先に挙げた「スタディスタジアム」や下で紹介するものが塾の先生が作ったものと違い、本質的なものをつかむのが難しいと思いました。挿絵を大量に、内容を吹き出しに入れたという感じのマンガです。

「日本史の流れが一気にわかる!!マンガ日本史」上下二巻
[amazon_link asins=’4813323154,4813323162′ template=’ProductCarousel’ store=’france0d-22′ marketplace=’JP’ link_id=’6a884946-abef-11e8-9fbb-6d7754c244f0′] 小学生向きと言うより大学受験向けのような感じですが、宗教団体の関連団体の塾「みすず学苑」が出している日本史のマンガです。すべてルビが振ってあり、子供でも読めます。
宗教団体と余分なことを書きましたが、内容に変なところはありませんでした。

この本の良いところは、ほぼ全編まんがで構成されていることです。
マンガの合間に解説があり、これを読まないと学習内容が理解できないような、学習マンガもよくありますが、この本は最初から最後までマンガです。

最後に20ページ程度の解説があります。
これもなかなか良く、図解、年代のゴロあわせなど、勉強に必要な事は最後にまとめて記載されています。

この本がすごいと思うのは、原案が塾の先生である点。普通はマンガ化するのに漫画家さんがいるだけですが、脚本家を別にたてていることです。マンガは物語のマンガのようにスーと読んでいけるし、歴史の意義と背景がしっかりおさえてあります。

スタディースタジアムはエンターテイメント性が高くて読みやすいマンガですが、説明しきれないところは注釈で対応しています。こちらの本も重要語句が左右や下部に説明が載っていますが、基本的に物語の流れを止めるものがありません。

テレビドラマで突然解説が入って中断することがないように、すべてはマンガで完結しているところが特徴です。

マンガの作風からコロコロ世代には向きませんが、
どうせ読むならこの本を繰り返し読んでほしいなと思っています。

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