子供も小学校2年がもうじき終わる頃になりました。
自分の頃と随分変わったところもあれば、30年以上前と同じという部分もあり、
日本の教育は諸外国と比べても遅れているなあと感じる事も多くありました。
こんなことを言うと、大抵の先生や親は、
私立などに行くような別次元の人の話と思う人も結構いるようですが、
そうではないと思います。
日本の場合は、エリート教育というものがそもそもありませんし、
目指すは大学受験ということを考えると、たとえば最高峰は東大。
基本的に誰でも受験をして合格しないといくことが出来ません。
つまり、私立だろうと公立だろうと最終ゴールが一緒なのです。
だから、公立の子供だからこそ、親がちゃんと考えていかないと
「有益な教育」を受けている私立の子供に負けてしまうと思うのです。
海外と関わる関わる機会がある人の大半が、日本の教育の遅れを痛感しているのでは無いでしょうか?
未だに生産に携わる人材の育成を前提に教育されているし、
独創的な能力が必要だとしても、文科省は認識しているものの、
現場はそれを伸ばす教育に関してはとても軽視しています。
日本人がフランス人やイタリア人と仕事をすると、
「仕事が遅い」とか「いい加減だ」なんて馬鹿にしていましたが、
今や東南アジアの人からも日本人はダメという見方を平然とされてしまっています。
今度の教育改革が失敗しないように真剣に見守る必要があると思っています。