大手進学塾の比較3 早稲田アカデミー編

女優の芦田愛菜が6年生の数ヶ月に通って超難関校に合格したという早稲田アカデミー。CMキャラクターにも登場しています。通称、早稲アカ。

ここは四谷大塚の親会社、ナガセ(東進ハイスクール)が一部出資していることもあるせいか、
四谷大塚の予習シリーズを使っています。また、栄光ゼミナールの制作した新演習というテキストも表紙だけ変えてサブ教材として使っています。

どちらとも良い教材ですが、傾向はとてもよく似ています。
どっちが簡単でどちらが難しいとか言われていますが、
一般に予習シリーズが難関校向け、新演習がそうでないところ向けに使われているようです。
しかし、新演習も「チャレンジ」まであり、別に予習シリーズに比べて難易度が劣るようにも見えません。

さて、こちらは教材が同じだけあり、講師と塾の規模の差だと考えて良いでしょう。
四谷大塚の発表する合格者数の数字は早稲田アカデミーの数字を含んでいますので、
ここから考えると四谷大塚に行くなら早稲田アカデミーでも良いかと思いますが、
教室数が全然違い、生徒数で考えると四谷大塚の方が合格率は良いのかも知れません。

とにかく良く言われるのは先生が熱血教師で、宿題が大量。
これは本当で、ここが合わないともうダメだと思います。
結構年配の先生でも、熱心な感じですし、名前は呼び捨て、そんな感じです。
ただ、ちょっと郊外、住宅街、私鉄沿線にも教室がある分、
講師のレベルはかなり幅があり、しかも、講師個人の裁量が高いそうです。
ということで、カリキュラムのスピードが規定より速くしているとか、いろいろ聞きますが、
生徒にも親にも評判が良いです。
あるお父さんは、ここの説明会で、心に刺さるものがあったと話してくれました。

一番気になるのは、それで子供達はちゃんと理解しているのか?ということです。
授業を受けて解ったような気になって、
成績が伸びないと言うこともあるのではないかと思うのです。
ただでさえ、かなり無理をしているカリキュラムですから、
それをさらに独自な判断で進めるのはちょっと気になります。

四谷大塚予習シリーズ準拠塾ですので、四谷大塚の週テストを受ける人も多いと思います。
そうなると進度が速いと、そちらのテストの勉強もあり負担が多いと思います。

中学受験業界も結構高齢化が進んでいて、かなり年配の方が教えている場合もあり、
熟練の良さが出ていれば良いのですが、そうでもない先生もいるのは確かです。
うまくはまれば、おすすめだと思いました。

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