小4〜6年向けの読解力の問題集ですが、内容が面白そうだったの、小2の子供にやらせてみました。
国語が苦手と宣言している子供には、出来なくても当然。楽しめば良いという感覚でいつものように差し込んでおいたら、結構楽しくカンタンに解いていました。
ほとんどの漢字には、ふりがなが振ってあるので、文章が読めないことはないようですし、難解な表現も言葉もなく読みやすいし、簡潔な文章ばかりですが、科学的なテーマが背景にあり、推理小説風で、そういうのが性に合ったのだと思います。
事件編と推理編と分かれていて、初めに事件が起こり、その後推理編でその事件を解決していくという流れになっています。多くは事件編に科学的事象の説明がさらっとわかるように書かれていて、これがヒントになり、推理編で謎解きが出来るのです。
なので、事件編と推理編は同日か翌日ぐらいにやらないと推理の方でわからなくなってしまう見たいです。
ただし、科学的知識を使うのは推理編の一番最後の問いだけで、それ以外は基本的な読解問題とほとんど同じです。
初めのうちは、科学的知識を持って推理を解くというのが、まだわからなかったようで、文中の内容で推理していたようで、全くとんちんかんな答えを書いていました。2回目3回目と進めるうちに、この意味もわかったようで、やっている最中にその科学的ヒントに気づかなかった場合でも、すぐにわかるようです。
日常生活に科学的な視点を持って生活して欲しいと思っているので、このドリルはとても役に立ったと思います。
価格は800円程度と手頃ですが、ちょっと薄く(問題部分は60ページ弱)、分量(16個のテーマ)はありません。しかしフルカラーで解説もしっかりしています。