簡単そうでもつまずく「はなまるリトル ちのうあそび」

四谷大塚の「はなまるリトル」シリーズには、「ちのうあそび」というものがあります。

1年生向けのもので、薄い紫の印刷で、本も大きく、簡単そうに見えます。
実際そんなに難しい物ばかりでは無いので、入学前からも出来そうですが、
やっぱり所々つまずくところもあり、
さくっと終わらせそうで、そうでもなかったりします。

内容的には、ダイソーで売ってそうな知能パズルと同じに見えますが価格は1800円と結構高めです。
しかし上記の理由から、それとは違う何かがあると感じています。

本体は、大きく「図形」「記号」「概念」という項目(考えるために取得する情報の種類)に分かれています。更に、認知、集中思考、記憶、評価、拡散思考などと言った働きを高める問題があります。これはギルフォートの知識構造図というものから来ているそうです。

「多くの知識因子をまんべんなく刺激することを目標に開発されたパズル」で、学習上の不得意な分野を反復学習で克服するのでは無く、知識因子の側面から克服するというというのです。どうです?なかなか理想的な内容でしょ?

小学生低学年というこの時期に問題を解くテクニックより、本物の知力の習得を求めている親にとってとても良いテキストだと思いました。

問題は、これをやらせるタイミングだと言うことです。決して難しいわけではないので、遅くても意味がありませんし、早すぎると、知力では無く知識的に足りなかったり、脳の発達段階からまだ備わっていないという場合もあるかと思います。その時点で出来ないからと言ってやきもきするのも得策では無いでしょう。やはり年長から小1ぐらいが一番良い時期なのかと思いました。

下巻もあるのですが、2年生も終わる頃なので、うちではこちらはパスしました。

わからない問題の場合、ヒントの与え方が需要だと言うことですので、解説の部分を掲載してみました。

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