算数と国語を同時に伸ばすパズル入門編


「算数と国語を同時に伸ばす」という、なかなか心をくすぐるタイトルのパズルで、入門編から上級編まであります。
内容を見てみると、確かに国語力も鍛えられそうだし、算数的な思考も無いと解けない問題です。
価格も650円程度とそれ程高くはありません。

この本は、2種類の問題が裏表になっています。
うちでは、一枚ずつばらして子どもにやらせているので、
使いやすい形式です。


1つ目のパターンは、簡単な条件が記載されていて、それぞれがどこに当てはまるのかというクイズです。
論理的な思考が身につくと思います。
小1でも入門編なら簡単に解けると思います。
初めは単純な論理だけですが、段々仮説を立てて試行錯誤してみたり、
横一列の順番では無くて、円形、つまり最初と最後が確定していないものに対して、
検討していくというスタイルが混ざってきます。


もう一つは正方形の枠の中にルールに則って数字を入れていくものです。
一番簡単な入門編は、4ます(数字を入れる場所は16個)からスタートします。
足し算がわかれば、出来るので、小1から。
年長でも足し算ぐらいはやると思うので、そのくらいから使い始めることは出来ると思います。

難易度は?

どのように難しくなっていくのかというと、ますの区切り方が変わってきます。
中級編ぐらいになると、区切ったマスにも合計数が指定されてきます。
数のセンスが磨かれるようになっていると思います。
たとえば、2ますが3になるように数字を入れるとすると、1と2しかありませんが、
7を2ますの場合は3と4などというヒントを考えてマスを埋めていきます。

まだ中級編ぐらいまでしかやっていませんが、
小2の子どもにとっては初級までは簡単、中級ぐらいになって四角の数字を入れるのが難しくなってきたようです。

入門編から中級編(上級編はまだ見ていません)まで、2パターンで進んでいくので、非常に単調な内容に見えますが、
頭の使いどころは、徐々に違っていて、見た目以上に複雑な内容だと思います。

効果は?

見た目が一緒だと同じ解き方考えようとしますので、頭に切り替えが必要というのも、隠れた利点ではあります。
ただ、基本的な仕組みは一緒なので、公文のパズル版のように見えて、
単調な反復学習をやらせているような気持ちになってきます。
勿論、このパズルを出来るようにすることが目的ではありませんがら、
段々無意味に感じてきます。
しかし、仮説を立て、試行錯誤してみるなど、こう言うのって教えても教えられた党利にしか出来なくなる場合もあるので、
無理なく徐々にやり方が身についていっている感じがして、
知力増強に結びついたかもしれません。

同様な書籍で
ロジカルキッズワーク基礎編や子供の論理脳ドリルなどをやっていますが、
このパズルを行っていたせいか、
より難しい問題も解けていると思います。

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