集中力と持続力が高まる!アインシュタイン式「子供の論理脳ドリル」なんかすごいですね。タイトルが!
このシリーズは、かなりの数が発売されていて、人気もあると思います。
アインシュタイン式とは書いてありますが、「はじめに」にアインシュタイン博士の言葉が引用されているだけで、
多分アインシュタインとは何にも関係なさそうです。
しかも、「サークルアイン」とか言い始めて、こんなネーミングは全く論理的では無いと感じてしまいます。
とはいえ、内容にはとても興味があり、世界地理と一緒に論理パズルが出来るというのは良いかなと思い、たくさんの種類の中からこちらを選びました。ただし、世界地理といっても、題材に外国の国名が使われているに過ぎず、地理の勉強になるとまでは言えません。少し触れる事が出来るという程度で考えておく必要があると思います。
このアインシュタイン式というのは、いくつかの条件の文が提示されていて、
これを元に表を完成させるというもので、論理系のパズルです。
徐々に問題の何度が上がっていきますが、基本的に同じスタイルです。
難易度の高い方どんな問題?
初期はとても素直で書いてあるとおりに当てはめていけば、難なく解けます。
しかし、ちょっと癖が出て来て、ちょっと解きにくいなと感じます。
これは、初めは単純だったのが、仮説を立てたり、条件分岐を二重三重に立て、
間違っていれば、他の方法というやり方をしなければならなくなるからですが、
その都度解説があっても良いかと思います。
突然解き方が変わるので、子供ならわからないと感じると思います。
一番簡単なやり方はとても親切なやり方が載っているのに、
難しくなる時にも解答では無く、やり方の解説を載せて、
ちゃんとステップを踏ませてくれた方が良いかと思います。
そうでないと今までのやり方で突然答えが出せなくなるからです。
この手のパズル系のよくある問題点ですね。
後半はかなり難しくなってきます。
同じ系統の問題ばかりで、解き方のパターンがわかれば、
小学生低学年でも解けないことは無いものです。
後半の問題が小学生でさくっと解ければ、結構すごいと思います。
プログラミングなどの論理的思考力を養う
仮説や条件分岐のやり方は、プログラミングの考え方にも生かせますし、
今後必要な知力を養成できるので良いと思います。
残念なのは、前述の通り、新しいやり方を突然問題を出すのでは無く、
解法を提示してからというスタイルにすれば、
様々な論理思考パターンのトレーニングブックとしてなり立つのではと思います。
サークルアインとは?
付録には、サークルアインというパズルが付いています。
こちらは、円形に配置するもので、左右の感覚が向いている方向で変わるので、
少し特殊になっています。
「算数と国語を同時に伸ばすパズル 中級編」でも同様な問題がありますが、
こちらの方が更に複雑になっています。