2年生から通信教育はSAPIX ピグマキッズクラブに変更したので、「きらめき算数脳」の内容は当然入っていると思って、こちらのシリーズは見てもいませんでした。
表紙にも書いてあるとおり「サピックスPigmaホームスタディーから生まれた」と書いてありますし、絵や体裁とか大体同じです。
ピグマは通信教育の宿命か、ある程度学校の学習に準拠しなければならない部分があり、メインのテキストの内容の半分以上は学校の学習の為のものです。
勿論これはこれで良く出来ていて、子供がこの神髄は理解していないだろうなあと思いつつも、感心しています。
パズル的な算数的思考能力を高める問題をもっとやらせたいと思っていたので、「きらめき算数脳」の2ー3年を購入しました。
この本は通信教育の本当にやりたかった部分のみを抽出した感じで、これこそ欲しかった本でした。
値段が少し高めですが、通信講座に比べれば格安ですし、
それならピグマをやらなくても他の講座で、これだけ買っておけば良いじゃんと思うくらい問題の量もバラエティーも豊富です。
よくある知育系・思考力系パズルとも言えなくは無いのです。演算能力はほとんど求められず、その場でやり方を学び答えを出すという、最近求められてきている能力を鍛えられると思います。
色々なアイディアがあり、良く色々考えられるなあと感心します。
毎回考えないと解けない問題
さて子供はどう取り組んでいるかというと、
通信教育の方を始めた当初は「ピグマはヤダ」と苦手意識を持っていました。
いちいち考えないとわからないので、
本当にやりたくなかったみたいです。
今でもピグマは避け気味ですが、当初より嫌いでは無く、嫌がらずに、スイスイ解いています。
ただ、時々勘違いをして、全くもってめちゃめちゃな答えを書いています。
どんな傾向の問題?
いわゆる論理的思考を高めるものや図形や立体などの幾何学的なものに特化した問題集では無く、
初めて見る問題の解き方を提示され、それをその場で学んで解答するというタイプの思考力を鍛える問題集です。
見開きの1つの問題で、小問の2個目3個目になると難しくなっています。
その場で学んで理解して、思考力を駆使して解くという能力が、演算能力や知識などの能力より求められてきているので、
このような問題集は貴重だと思います。
残念なのが、この書籍の「はじめに」という部分を読むとこの問題集の本質的な価値が明示されていない気がします。
多彩な問題で飽きないだとかいって、推薦していますが、うちの子はそこにはあまり興味を示しませんでした。
難易度が星1つから3つまで書かれていますが、子供にとってあまり関係ないようにも感じます。
乗っているときには星3つの問題も難なく解いてしまうときもあれば、星1つでもウダウダやっているときもあり、
内容によっても得意不得意があるようです。